担当者名 | 菅原 大 |
住所 | 大阪市阿倍野区松崎町4-9-9 |
電話番号 | 電話なし |
大阪メトロ最寄駅 | 文の里駅 徒歩3分 |
最寄駅 | 文の里 |
営業時間 | 9:00〜19:00 |
比較的空いている時間帯 | – |
本格的なお菓子とコーヒーが楽しめるles・feuillesさん。ノスタルジックな雰囲気と魅力的なお菓子に詰まったこだわりを聞いてみました。
お店を始められた経緯を教えてください。
東京やフランスで修行をしている時から、いつかは地元である阿倍野区松崎町で働きたいと考えていました。今の場所も元々自分が小学生の時に母親にジュースやコーヒーのおつかいを頼まれていた思い入れのある喫茶店がある場所だったんです。その喫茶店のマスターが引退するということを聞き、その土地を購入して、その土地に現在のカフェを立て直しました。
菅原さんにとって、その喫茶店が思い入れのあるお店になるきっかけなどがあるんでしょうか。
この辺は、お店自体も少ないんですけれども、お茶できる場所がそんなにないんです。その中でその喫茶店は、松崎町の住民の憩いの場だったんです。そういう場所がなくなってしまうと、街が暗くなってしまうから、明るい状態をキープできるようにという思いもありました。
すごく地元愛が伝わってきます!
そうですね。地元愛もありますし、いろんな人に支えてもらいながら修行していたので、どこかで恩を返したいという思いがあります。
いわゆるケーキ屋さんの販売形態ではなく、カフェスタイルで営業されているのにも、こだわりや理由があられるのでしょうか。
元々ケーキ屋さんをしたくて修行はしていたんですが、従来のケーキ屋さんの形態だと、競合も多く、時代にマッチしづらいのではないかと考えました。また、ケーキ屋さんって、ショーケースにケーキが沢山並んでいると思うんですけど、余ってしまったものは廃棄になってしまうんです。そういったことも含めてカフェという形態を選びました。
なるほど。そういった経緯で今のスタイルが確立されたんですね。
ちなみに、菅原さんがケーキ屋さんを目指したきっかけはあられるんでしょうか。
少し変わっているんですけど、中学校2年生の時にテレビでケーキ屋さんの修行が取り上げられているのを見て、心が動いたのがきっかけです。テレビを見た後すぐに母に「お菓子の学校に行かせて」と頼みました。甘い物を食べるのも作るのもそんなに好きではなかったんですけど、”甘い物苦手”って結構お菓子屋さんあるあるなんですよね。
そうなんですね!そんな菅原さんがお菓子作りの際に心がけていることはありますか?
お菓子の文化ってそんなに日本ではまだあまり長くないんですが、その間にいろんな人が関わって今があると思っています。この間に受け継がれてきた努力を大切に次世代につなぐというのを一番大切にしています。
味の面では、新鮮さを大切にしています。どうしてもケーキ屋さんだと、朝に作ったものが夕方にお客様の手に渡ることがあります。でも、カフェだと直前に作れるので、新鮮さを保つことができます。そのため、イートインスタイルを取り入れました。
les・feuillesさんといえば、お菓子に寄り添うコーヒーが特徴的だなと思ったのですが、こだわりやポイントはありますか?
世にあるコーヒー屋さんや喫茶店は、コーヒーに合うケーキが多いですよね。なので、世のコーヒー屋さんや喫茶店は、濃かったり苦かったり、酸味系のコーヒーが多く、そこに合わせたドーナツやブラウニーが置いてあることが多いかなと思います。les・feuillesでは、ケーキに合うコーヒーという逆の視点からアプローチしています。用意するケーキや焼き菓子によって、「ケーキに合うコーヒー」、「焼き菓子に合うコーヒー」という名前でセレクトしています。
基本はペルーの豆を使用しており、まろやかでバランスのいいコーヒーが楽しめます。
素敵ですね。ちなみに、les・feuillesさんのお店の名前の由来は何ですか?
このles・feuillesをやる前に、マフィンと焼き菓子のお店「La・feuille(1枚の葉っぱ)」というお店をやっていました。そこから、皆で協力するという意味で、複数形の「les・feuilles(複数の葉っぱ)」という名前にしました。
また、La・feuilleの由来としては、地元に戻る前に働いていたお店「オークウッド」で育ったという1枚の葉っぱという意味を込めています。
「aeru」プロジェクトで訪れるお客さんに一言お願いします!
ノスタルジーな空気感と蓄音機から流れる音楽、お菓子とコーヒーの香りを、五感すべてで楽しんでいただきたいです!