住所 | 大阪市東成区中道3-14-11 ソルーナ玉造1F |
電話番号 | 06-7709-1966 |
大阪メトロ最寄駅 | 玉造駅 徒歩6分 |
最寄駅 | JR玉造 徒歩4分 |
営業時間 | 11:00~18:00 定休日 水曜日 |
比較的空いている時間帯 | − |
車やビルの多い玉造の街中に突如現れる、まるで海沿いのカフェのような『toto BURGER』さん。
なんとパティがお肉ではなく全てお魚の「フィッシュバーガーショップ」!そんなお店の名物・3代目魚屋店主の”ととねぇ”こと光山さんの魅力を取材しました。
魚屋さんの3代目から『toto BURGER』を始めようと思ったのはなぜ?
「70年前に、おじいちゃんが魚屋と食品を販売する小さなお店をしていたんですが、スーパーが台頭してくると店を閉めたんです。跡を継いだお父さんが、その隣で”活魚料理いしかわ”を始めました。お兄ちゃんも水産業に携わっていたので、ずっと閉まっていたおじいちゃんの店に魚を卸し、魚屋さんとして復活させてくれたんです!
私はそこを手伝っていましたが、昔ながらの魚屋さんはなかなか現代の方に来ていただく機会が少なく、試行錯誤の日々でした。
その中で、魚屋とは関係の無いコロッケや揚げたてのフライをテイクアウトできるようにしてみたんです。そして、身近なパンに美味しいお魚をはさんだことで誕生したのが、『お魚』という意味をもつ”toto BURGER”。
もっと多くの方々に魚を食べていただきたいという思いの元、父の魚屋さんのノウハウや学びを活かし、美味しいお魚を厳選して使用しております!」
海と虹がテーマのかわいすぎるととねぇのお店。目印の一面レインボーに塗られた壁と、ピンクの看板はととねぇのアイディア。サーフボードのベンチにウッドボードの外観など、ビーチや海風を感じさせるデザインに胸が高まります。
玉造ってどんな場所?訪れる人は?
「『都会の下町』って呼ばれているんですけど、まさにそうで。大阪の“下町ソウル”っていうんですかね?懐かしさを楽しめます。
『テレビ見ました!』と言って来てくださる方も勿論ですが、本当にいろんな層の方が食べに来てくれます。小さいお子さんやご年配の方でも召し上がりやすいように、バターロールのように柔らかいパンをバンズに使っています。」
お話を聞いているうちに、食欲をそそるガーリックの良い香りが。「は〜いお待たせしました〜!」と、威勢よく出してくれたバーガーも豪快でインパクトばつぐん!
海老2尾をまるごと使った「シュリンプバーガー」や、その日市場から仕入れた鮮魚を挟んだ「トトバーガー」は、贅沢すぎるビジュアルとボリュームにも関わらずとってもリーズナブルなんです。
ととねぇの“モットー”とは?
「味もそうだけど、結局最後は人と人との繋がりだと思うので、ちょっとしたお声がけや気配りを忘れないようにしています。
あと私の座右の銘でもあるんですけど、『おおきに』っていう言葉を大切にしています。私の『おおきに!』だけを聞きにわざわざ遠方から来てくださる方も居て。大阪のあったかさを、私から発信していけたら最高ですよね!」
小窓からひょっこり顔を出し、お客さま一人ひとりの目を見ながら「おおきに!」という言葉とバーガーを手渡すととねぇ。持ち前の天真爛漫さで、国籍年齢関係なくハッピーコミュニケーションを交わす彼女に、多くの人がわざわざ会いに来たくなるのも納得。
ととねぇのキャラクター、本当に素敵で元気をもらえます!
「ありがとうございます!あと、お父さんのお店と魚屋、自分の店を両立しつつ、店頭でお魚を皆様に届けたくて2年前から週に1度、”魚屋さんの朝市”月に2回『toto cooking』(魚さばきの料理教室)を開催してます!
いろいろ便利になったけど、やっぱり人との繋がりや人の「心」の部分を忘れてほしくない。そういうのを感じられる時間ってすごく大切だと思ってます。市場に行ってみたいけど、どうやってお買い物したらいいか分からない…という方、ぜひ参加してくださいね〜!」
元気はつらつ、魅力たっぷりのととねぇに会いに、玉造を訪れてみてください。自慢のフィッシュバーガーにかぶりつき、ととねぇの「おおきに!」でパワーをチャージしたら、今日も一日頑張れちゃいそうな予感。