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べつばら

Who

井原 百合子

シュンカシュウトウカキ氷

べつばらスタンプ
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担当者名井原百合子
住所大阪市西区新町2-17-3 新町アパート1階
電話番号06-6531-3171
大阪メトロ最寄駅西大橋駅 徒歩5分
最寄駅
営業時間火〜土 11:00〜18:00 
比較的空いている時間帯平日16:00ごろ

外国からのお客さまで賑わう心斎橋のすぐ隣、西大橋駅。知る人ぞ知る穴場スポット新町に、静かに営まれる小さなかき氷屋さんがあります。1年を通してかき氷を楽しめる『べつばら』さん。オープンから10年、お店や町がどのような変化を遂げてきたのか、オーナーの井原さんにお聞きしました。

今の『べつばら』になった経緯は?

「以前飲食店で働いているときに、『そういえば雑貨屋がやりたかったんだよな。』という夢を思い出し、2005年にセレクトショップを1人で始めました。でも雑貨だけでは正直厳しくて。そんな中、2015年ぐらいからかき氷ブームが起き、かき氷メインにシフトしたのがターニングポイントでした。でもかき氷はおろかメニュー開発には携わったことがなく、とにかく研究の毎日でした。

かき氷業界のトレンドは目まぐるしく、どんどん“スイーツ化”していったんです。当初はシンプルでメジャーなメニューでしたが、それに併せてフルーツをふんだんに使用したりシロップを2種類合わせてみたりと試行錯誤しました。」

メインストリートではなく、なぜあえて「新町」に?

「本当は堀江でお店を構えたかったんですが、やはり家賃が高くて。新町は最安値で即決しました。当時この辺りは全然お店がなく、ここ5、6年で個人店が増えてくるようになりました。心斎橋近くで立地もよく、『(ブームが)もうすぐ来そうで来ない新町』と言われてきました(笑)。あまり商業的な雰囲気が強くなく、全体的にバランスが取れた“ちょうどいい”町です。」

今日までに苦労されたことは?

「このふわふわの氷に辿り着くまで、物凄く研究を重ねました。ただ溶かせば良いという訳ではなく、適切な温度・湿度管理が必要なんです。湿度が高いと意外にふわふわにならないんですね。最初はどうすれば良いんだろう。と苦戦していました。メニューにしても、いざ試作してみるとあまり上手くいかず。先輩方に助言をいただいたり、改良したりしてやっとベストを見つけられたという感じです。」

かき氷へのあくなき追求。なぜそこまで頑張れるのですか?

「いえもう、基本的にズボラな性格です。でも1人で経営していたときは1日3時間睡眠の日もありました。そんな中で、『こうすれば少しでもラク』という方法を模索するのがモチベーションです。やっぱり、人らしい生活を送りたいじゃないですか(笑)。」

井原さんのお好きなものは?

「料理するより食べることが好きです。休日はどこに食べに行こうかと楽しみにしながら営業しています。かき氷は作りますけど、あまり食べはしないですね…(笑)。

あと、お笑い。大好きなんですよ。今月も単独ライブの予定があって。それもあって、自分でも人を笑わせたいと思ってます。ひと笑い起こしたいなと。」

『aeru Osaka』を見て訪れた方にひとこと

「『今まで食べて来なかったけど、かき氷っておいしいやん。』と感じてほしいです。“カキゴーラー”と呼ばれるマニアの方々の“はしごリスト”に入りたいです。また、年中かき氷をやってますが冬氷りを召し上がる人はまだ少ないので、普及していきたいですね。

かき氷は、作る人によって食感やジャンルも違います。お店の特徴がそれぞれあるので、気分によって食べ比べを楽しんでほしいです。」

街中からちょっと足を延ばして、静寂の中ゆったり流れる時間と、井原さんお墨付きの果物がふんだんに使われたかき氷を、堪能してみてください。

*かき氷は13:00〜17:30ラストオーダーで、通年予約制です。予約方法は、お店のインスタグラムにご案内がありますので、足を運ぶ際は事前のご確認をお願いします。