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TANK酒場/喫茶

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フルタニ タカハル

お酒と音楽アテに、ココロオドル夜を。

TANK酒場スタンプ
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担当者名フルタニタカハル
住所大阪市中央区心斎橋筋1-8-3 心斎橋PARCO B2F
電話番号
大阪メトロ最寄駅心斎橋駅 徒歩3分
最寄駅
営業時間11:00〜23:00
比較的空いている時間帯

今年で9年目を迎える心斎橋PARCOの地下2階、音の響く方へ引き寄せられると、『心斎橋ネオン食堂街』のど真ん中に君臨する『TANK酒場』さん。「おもろいことやろうや」をスローガンに、様々な企画を打ち出してこられたマスターのフルタニさんは、大阪で20年以上商いをしてきた“町の兄貴”として慕われています。カルチャーの仕掛け人・フルタニ氏の頭の中とは?

『心斎橋ネオン食堂街』はどのように生まれましたか?

「9年前大阪にPARCOが復活するのが決まったとき、僕はミナミでギャラリーカフェを経営していました。大阪で長い間商いをやっていたこともあり、『PARCOや心斎橋を盛り上げるにあたって、大阪を熟知する有識者とやりたい』とお声がけいただき、プロジェクトチームが発足しました。

PARCO自体は2020年11月にオープンしましたが、コロナ真っ只中だったため、TANKをはじめ飲食フロアは遅れて21年3月にオープンしました。

フロアのコンセプトは?

「“ネオン”は若者世代からするとポップな、年配の方からすると繁華街のイメージ。年齢層問わず受け入れられやすいネオンに掛けて、ギリシア語で『新しい』の“neo”、スイッチをつける意味の“on”で『新しく起動させる』という意味をこめています。

“酒場やからこそ出来る話”って絶対あると思っていて。いろんな人が集まって、お酒を交わしながら語らう場があったらいいなあと思ったんです。僕はそこまで深く介入せず、場所と時間とテンションの上がる音楽を提供して、人同士をギャザリングしていけたらという思いがあります。」

この酒場とノれる音楽がハブとなり、来るだけで交友関係が広がるだけでなく、ワクワクするような面白いビジネスだって生まれてしまう。

「誰かと誰かを繋ぐことが好き」で、この場で想像を超えたヒト同士の化学反応を生み出してきたフルタニさん。彼のウェルカムでポジティブな雰囲気が、類友的にどんどん”おもろい人やコト”を引き寄せ、プラスの輪を拡大し続けています。

フロア作りはどのように行なっていったのでしょうか?

「PARCOを盛り上げて人を呼び込みたいと相談されたとき、僕自身DJカルチャーが特に好きだったので、『音楽』で人を集めてワクワクを演出したいと考えたんです。『音』って空間を支配できると思っていて。音が鳴ってたら来た人も『なんか楽しそうなことやってるじゃん』って覗きに来てくれるんじゃないのかなって。吹き抜けを活かして、DJ中心にフロア全体の雰囲気をクリエイトしていきました。」

ご自身でもDJをされるフルタニさんは、DJイベントに留まらず、マーケットイベントやフェスのプロモーションなど、あらゆるポップカルチャーにおいてワクワクする企画をいくつも手がけてこられたそう。

イベントや企画のインスピレーションの源泉と、モチベーションは?

「ここ辺りで30年商売をしてきた経験値と、自分がおもしろそうだなと感じるものをピックアップしている感じかな…自分が先陣切ってガツガツやってくというよりは、こんなんしようと思ってて、と相談を受けたことに対してアドバイスしたり一緒に創っていくことが多いです。

とにかく自分が『おもろい』と思ったことだけをやっています。それって商売人じゃないのかもしれないけど、利益以上に『おもろいかどうか』が先なんです。」

「大阪」という街は、やっぱりカルチャー誕生の聖地?

「狙ってたり、周りの目を気にしたりせず自分が『おもろい』と思うことをやってる人の方が面白くて、そういう方って大阪には多いのかなと。PARCOという、駅前かつ東京でカルチャー発信をしてきた場を活かして、どうやったら大阪のおもろい人らを発信できるのかなと、構想しています。」

フルタニさんがレコードを回し始めると、フロアの雰囲気がガラッと変わる。その姿はDJというより、まさに空間を操る音の支配者。

フルタニさんを形成する要素は?

「こんだけやってるのに、とか見返り求めてはやってないです。『おもろなるんちゃうか』ぐらいの感覚でやってますね。

あと僕、おばあちゃん子だったんですが、子供の時から『徳を積みなさい、あまり考え込まず、陽気に過ごしなさい』と言われて育ってきました。

最近読んだ本で『思いがけず利他』というものがあって、おばあちゃんの話と共通してるんですけど、他人にしたことって、巡り巡って自分に還ってくるんですね。

不機嫌だと負のオーラが周りに伝わっちゃうじゃないですか。人のためになるようなこと、徳を積むようなことって回り回って自分に還元されるので。ご機嫌にやっていきたいなと思ってます。」

フルタニさんのお人柄に惹かれて、人が集まってくる。コミュニケーションを取るとき何か意識されていますか?

「『気のいいおっちゃん』というイメージを持たれてるかなと思います。損やからやらへん、ではなくてこれは徳を積んでるんだなって感謝の気持ちでやっていたら、あとから恩を返してもらったり。

結局最後は“人”で、恩や縁だと思うんです。構えられるのもしんどいですし、歳も性別も経歴も気にせず、フラットに人とコミュニケーションを取るようにしてます。」

「人との繋がり」はフルタニさんの“核”なのでしょうか。

「結構早い段階で、街の先輩や有識者の方に話を聞いた方が早く解決できるなということに気がついたんです。

若者に慕われて色んなこと一緒にやってる方が昔も今も変わらずたのしくて。逆に歳を取った今も、若い人から教えてもらったり。そういう風に若いときから先輩方にあれこれ聞いて一緒にやらせてもらううちに、『これやってみいひんか?』に繋がったんじゃないかなと。」

aeru Osaka手帖を持って訪れる方にひとこと

「PARCOという駅近で待ち合わせにも最適な立地にあって、街の情報もゲットでき、お酒もお茶も楽しめながらいろんな人と交流できるお店です。

あと今は、吹田市出身ということもあり、2025年の万博への思いが強くありますね。

やっぱり街から盛り上げていかんとあかんなと思っていて。せっかくこんなに良い場所をもらっているタイミングでもう一度あるんだから、『大阪ってやっぱおもろい場所だし、人もおもろいやろ!』というのを、心斎橋やPARCOさんを中心に、自分なりのやり方で体現したいです。」

ここから始まる大阪の「おもろい」。行けばきっと、何かが生まれるそんな予感。

大阪の街やカルチャーを牽引する街のリーダーに会いに、ネオン街で心躍る時間を過ごしてみてください。