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Hi!SandWich

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吉野 利恵

つい思い出してしまう、ウワサのゴキゲンサンド。

Hi!SandWichスタンプ
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担当者名吉野 利恵
住所大阪府大阪市西区南堀江4-19-6
電話番号
大阪メトロ最寄駅西長堀駅 徒歩7分
最寄駅阪神なんば線 桜川駅 徒歩11分
営業時間10:00〜16:00(L.O. 15:30)
比較的空いている時間帯11:00、14:00(日曜を除く)
ピーク時12:00~13:00前後

西に行けば京セラドーム、東へ行けば心斎橋と両サイドに大阪のランドマークを携える西長堀駅。賑わう周辺とは対照的に、小中学校や保育園などが点在する文教地区で、ファミリー層を中心に人気のエリアです。

そんな西長堀橋で圧倒的ラブコールを受け続けている『Hi!SandWich』さん。目の前の鉄板でライブ感満載に焼き上げ、出来たてのたっぷりチーズの王道ホットサンドを提供してくれることで有名ですが、このお店の一番のウリはオーナーの吉野さん!会うだけでハッピーになれる、チャーミングなパワースポット吉野さんに、お話を伺ってきました。

お店を始められた経緯を教えてください!

「この店の前はイタリアンバルで5年ほどホールスタッフとして働いていました。次のステップを考えたとき、接客が好きで飲食店が好きだったので自分でもお店をやりたいなあと思ったのが始まりでした。

種類や工程がかなり多いイタリアンなどではなく、一つの料理に特化している、こじんまりとした専門店をやりたいなあと考えていたんです。個人的なイメージなんですが、ハンバーガーって物凄く奥深いものだと感じていて(笑)サンドイッチなら手軽に始めやすいのかなと。だけどバーガーに少し近い、あたたかいサンドイッチをやりたいなあと思っていたんです。

そんなとき、映画『シェフ』のキッチンカーでグリルサンドイッチをやっているのを観て『これいいな!』とインスピレーションを受けたんですね。私自身カンパーニュが好きだったのもあって、それを使ったホットサンドイッチを作ろう!と決めました。」

調理未経験からのお店スタート、行動力がすごいです!

「自分でお店を出すなんて考えてもみなかったですが、前職を辞めるタイミングで友人から『辞めるなら自分でお店始めたら?』と言われたことで意識するようになって(笑)。『自分でお店?もしかしてアリなのかも??』そんな漠然とした感じだったんですが、飲食は好きだしこれから別の職業で勤めるよりもやってみる方がいいかな、と思い挑戦することにしました。」

この西長堀駅周辺の物件を選ばれた決め手は?

「10坪くらいのこじんまりした、飲食店の居抜き物件で探していたんですが中々見つからなくて。実は以前、自宅がすぐこの近くだったんですが、当時お好み焼き屋さんだったこの物件が空いたとき、不動産の方から紹介してもらえたんです。人通りは少ないけど、ごちゃごちゃしている場所は避けたかったし通いやすいし、かつサイズ感もちょうどいいかも!と感じ、すぐここに決めました。」

レシピ考案にあたって、アイディアの源は?

「私がジャンキーなテイストがすごく好きだったので、とりあえずチーズはマストにして、そこから合うお肉だったり具材だったりを決めていきましたね。あとは、季節感を大切に2ヶ月ごとに限定メニューを変えたりしています。」

レンガ調のあたたかみある内装ですが、何かモチーフにしたものがあるのでしょうか?

「レンガは絶対に入れたかったんですが、あとはやりながら調整していきました。業者を通さず友人に手伝ってもらっていたんですが、テナント契約からオープンまで3ヶ月しかない中で、細かいところまで丁寧に要望をカタチにしてくれて。ここはおうちっぽいから天井は空色にしよう、とか!」

チーズ×ハチミツ、ズッキーニ×レモンなど、“間違いない”組み合わせでがっちり胃袋を掴まれるメニューばかり!また、アメリカンカントリーテイストのポップな店内は、どこを切り取っても「かわいい」の嵐でオナカもココロも満たされます。

5年間の中で一番苦しかった場面、良かった場面はどんなときでしたか?

「コロナ禍は本当に大変でした。テイクアウトとUber eatsのみにしてお店を閉めていた時期もありましたね。パン系はやっぱり夏場の需要が下がってしまうんですけど、それにコロナも相まったときは、メンタルもやられていました。デリバリーサービスが浸透しつつあったお陰で何とか持ちこたえられました。

良かったことは、地域の方と親しくなれたことですかね。住宅街の中でマンションの隣にお店があるんですが、挨拶を交わしたり、小さな子どもさんからも『ただいま~!』なんて声を掛けてきてくれたりするんです。

近くに保育園があるんですが、年に一度職業体験で訪れてくれるんですよ!親御さんたちも私たちも楽しめてほっこり、みたいな(笑)。卒園式終わりにご挨拶に来てくださる方もいらっしゃって、いち飲食店なのに来てくださるんだ…!と感激しました。住宅街だからこその繋がりを感じられるので、この場所を選んで本当に良かったなあと思います。」

取材中も、下校中の小学生から「ばいばーい!」と大きく手を振られるほっこりシーンが。少しお話をしただけでも感じられる吉野さんのキュートで愛嬌たっぷりなお人柄が、この街に愛され、多くの人を惹きつけているのだなと実感。

吉野さんのモットーやポリシーなどはありますか?

「立ち止まっちゃうと、考えるのも全てやめてしまうんです。何かを常にやり続けてないと、アイディアも浮かばないですし…外食先で刺激を受けて常にメニューを考えるようにするとか、とにかく手足や頭を動かすようにしています。

あと、20代前半~30代の女性でかわいいものに敏感な方は、今どんなものが好きなのかをチェックするようにもしています。サンドイッチに限らず、スイーツやドリンクなどカフェ全般をリサーチして、『かわいい!これならうちでもやれるかも!』と感じたものを落とし込んでますね。」

今後の展望は何かありますか?

「サンドだけじゃなくスイーツもどんどんやって行きたいですし、焼き菓子の詰め合わせなどオンライン販売したいなあとも考えてはいるんですけど、中々難しくって(汗)

あとは、キッチンカーもやってみたいんです!夏場に店舗の売上が落ちてしまう分、フェスなどに参加してサンドイッチやクッキーを提供していけたら最高なのかな~と考えたりしています。」

吉野さんはどんな性格だとご自身で思われますか?

「めちゃくちゃビビりな性格です!ここをオープンする前日まで号泣していましたし(笑)。2週間前ぐらいからごはんも食べられなくなっているぐらいで。でも周りの人や家族のサポートがあって何とかここまで来られました。当初は一人で回せるテンポ感を想像していたんですが、有難いことですが、『あれ、めちゃくちゃ忙しい!想定外だ!』となってしまって(笑)。両親にも手伝ってもらって、てんやわんやさせてしまってました…(笑)」

接客がお好きだと仰っていましたが、お店をされる中で大切にしていることなどがあれば!

「やっぱり、お店の人が気持ちよく迎え入れてくれたらお客さま側は嬉しいものだと思うんです。自分自身が気分良く、ご機嫌に過ごしていれば、全てが上手く巡るものだと思っていて。ここに来てもらって『サンドイッチ、美味しかったなあ』と感じてもらうのは勿論ですが、人も良かったなあと思って帰ってもらいたいんです。記憶に残るじゃないですか、そういうポジティブなお店って。『あのお店、人が良かったし皆楽しそうだったなあ!』と印象に残り、思い出してもらえるようなお店作りを大切にしています。」

ただごはんを食べに行く、ただモノを買いに行く。目的は果たせるけど、それだけではちょっぴり寂しい。

お店の人から気持ち良く接してもらえたり、笑顔が素敵だったり。モノだけじゃなく、お店の人とのハートウォーミングな体験や繋がりも一緒に持ち帰れば、とっても充実した日だな!と満たされた気分になれるはず。Hi!SandWichさんには、まさにそんな「素敵なお店や人との出会い」があります。

アメリカンダイナーな店内で、ライブ感を楽しみながら五感で味わうも良し、天気のいい日はピクニック用にテイクアウトして、青空の下でかぶりつくも良し。『aeru手帖』を持ったら、“Hi!”と吉野さんに会いに行こう!